2026年11月06日
気づかないうちにしていませんか?
「朝起きると顎が疲れている」
「歯がしみるようになった」
「歯が欠けたり、すり減ったりしている」と感じる事はありませんか?
このような症状がある場合、無意識の「食いしばり」「歯ぎしり」が関係しているかもしれません。
【食いしばりとは?】
上下の歯を強く噛みしめることです。仕事や家事に集中しているとき、ストレスや緊張を感じているときなどに、無意識に歯を噛みしめてしまうことがあります。
【歯ぎしりとは?】
上下の歯をギリギリとこすり合わせたり、強く噛みしめたりすることです。特に睡眠中に起こることが多く、家族に指摘されて初めて気づく方もいらっしゃいます。
食いしばりや歯ぎしりは、必ずしも自覚症状があるとは限りません。しかし、強い力が繰り返しかかることで、歯のすり減りやヒビ、詰め物・被せ物の破損、顎の痛みなどにつながる場合があります。
食事をしているときだけではなく、日中に集中しているときや緊張しているとき、寝ている間などにも無意識に起こることがあり、自分では気付きにくい場合もあります。
主な原因
● ストレスや精神的な緊張
日常生活でのストレスや緊張は、食いしばりや歯ぎしりに関係する要因のひとつです。
仕事や家事、人間関係などでストレスを感じているとき、無意識に歯を強く噛みしめてしまうことがあります。
●集中しているときの癖
パソコン作業やスマートフォンの操作、細かい作業など、何かに集中しているときに、無意識に上下の歯を接触させてしまうことがあります。
● 睡眠中の脳や神経の働き
睡眠中の歯ぎしりは、睡眠の状態や脳・神経の働きなど、複数の要因が関係しています。
本人が気づかないうちに歯を強く噛みしめたり、ギリギリとこすり合わせたりするため、朝起きたときに顎の疲れやこわばりを感じることがあります。
● 生活習慣や睡眠環境
飲酒や喫煙、カフェインの摂取、睡眠不足などが、睡眠中の歯ぎしりに関係する場合があります。
生活習慣を見直し、十分な睡眠を確保することも大切です。
放置するとどうなる?
歯や顎に強い力が繰り返しかかると、次のような症状につながることがあります。
● 歯がすり減る、欠ける、ヒビが入る
● 詰め物や被せ物が外れたり、壊れたりする
● 歯や歯の周りに痛みが出る
● 顎の疲れや痛み、口の開けにくさが生じる
● 朝起きたときに顎やこめかみがだるく感じる
歯周病がある場合には、噛む力が歯や歯周組織に負担をかけることもあります。
■ 防ぐためにできること
① 上下の歯を離すことを意識する
普段リラックスしているときは、上下の歯は接触していないのが自然な状態です。
仕事やスマートフォンの操作など、何かに集中しているときは無意識に歯を噛みしめてしまうことがあります。
日中に食いしばりに気づいたら、肩の力を抜き、上下の歯を離すことを意識してみましょう。
② ストレスや緊張をため込まない
ストレスや緊張は、食いしばりに関係することがあります。
十分な睡眠や適度な運動、リラックスできる時間を取り入れ、心身を休めることも大切です。
③ ナイトガードを使用する
睡眠中の歯ぎしりや食いしばりによる歯への負担を軽減する方法のひとつが、ナイトガードの使用です。
ナイトガードとは、就寝時に歯に装着するマウスピースのことです。歯科医院でお口の型を取り、一人ひとりのお口に合わせて作製します。
■ナイトガードの役割とは
●歯のすり減りへりを防ぐ
●歯にかかる負担を減らす
●歯のヒビや破折のリスクを減らす
●詰め物や被せ物への負担を軽減する
ただしナイトガードは食いしばりそのものを完全に止めるものではありません。歯や顎にかかる負担を軽減しお口の健康を守るために使用します。
■当院でおすすめするハードタイプのマウスピース
ナイトガードにはさまざまな種類がありますが、当院ではハードタイプのマウスピースをおすすめしています。
ハードタイプは硬い樹脂素材作られたマウスピースです。


●ハードタイプの特徴
① 耐久性がある
硬い素材で作られているため、強い歯ぎしりや食いしばりがある方にも使用を検討できます。ただし、強い力がかかるとマウスピース自体が摩耗したり、破損したりすることがあります。
② 歯への負担を軽減する
歯と歯が直接強く接触するのを防ぎ、歯のすり減りや破折、詰め物・被せ物の破損などのリスクを軽減します。
③ お口に合わせて調整できる
お口の状態を確認しながら作製・調整するため、噛み合わせや装着状態を確認し、適切に使用できるようにします。
なお、ハードタイプがすべての方に適しているわけではありません。歯や顎の状態、食いしばりの程度などを確認したうえで、適したタイプを選ぶことが大切です。
■ ナイトガードは定期的なチェックも大切です
マウスピースは、使用を続けるうちに摩耗したり、噛み合わせやお口の状態が変化したりすることがあります。
そのため、定期的に歯科医院で状態を確認し、必要に応じて調整や作り直しを行うことが大切です。
また、装着時に痛みが出たり、顎の症状が悪化したりする場合は、無理に使用せずご相談ください。
■最後に。
食いしばりや歯ぎしりは無意識に起こるため、自分では気づきにくいことがあります。
歯のすり減りや顎の疲れ、詰め物・被せ物の破損などが気になる方は、一度お口の状態を確認してみませんか?
当院では、歯や顎の状態を確認し、必要に応じてナイトガードについてご案内しています。
大切な歯を守るために、日頃の習慣を見直すとともに、必要なケアを取り入れていきましょう。
気になる症状がございましたら、お気軽にご相談ください。
クラフト歯科クリニック 新井薬師前
